教育制度と入学タイプ

UPAA協定大学にはイギリスに18大学、アメリカに15大学、オーストラリアに3大学あります。ここでは、大学への入学方法や、教育制度が日本と異なる点についてご説明いたします。

イギリスの教育制度

イギリスでは、5~11才の6年間が初等教育、12~16才が中等教育、17~18歳が後期中等教育の、6-5-2制(計13年間)となっています。初等・中等教育(11年間)が義務教育で、16才で義務教育を修了すると、GCSE(General Certificate of Secondary Education)という義務教育修了試験を受けます。義務教育終了後、大学進学希望者はシックスフォームと呼ばれる高等教育進学準備教育課程に進みます。(日本の高校はこのシックスフォームといわれる学年に相当します)大学への進学は、GCSEの結果とシックスフォームでの成績によって合否が決定されます。
※スコットランドは英国の他の地域とは異なり、スコットランド独自のカリキュラムが編成されています。プライマリースクールが7年間、セカンダリースクールが6年間となっており、うち、義務教育は5歳から16歳までです。(セカンダリースクールの4年生まで)大学進学を希望する場合は5年、6年へ進みます。大学は4年制となります。

日本の学生がイギリスの大学に進学するには?

イギリスと日本の教育年数の違いから、日本の高校卒業後にイギリスの大学に進学する場合は、1年間(実際は9ヶ月)の「International Foundation(ファウンデーションコース)」という留学生のための進学準備過程を経て入学するのが一般的です。しかし、一部の協定大学では、1年次から現地の学生と一緒に学部課程の授業を履修でき、計3年で学士課程までを修了する「International Year One(インターナショナル・イヤー・ワン)」という特別な大学編入準備過程が用意されています。

ファウンデーションコース(進学準備過程)

International Foundation

(FDN)

FDNは、学部課程で必要となる専門分野の授業で構成されています。アカデミック英語と専門分野の授業は相互に連携しており、大学進学後に必要な専門分野の知識・見識やスキルを学びます。FDNで所定の成績を修めることで、大学(学部課程)に進学となります。 例えば、18才で高校卒業、同年9月からFDNを履修した場合、1年+3年となりますので、学部課程修了は22才(になる年の)6月頃となります。 また、イギリスの修士課程(postgraduate)は1年間のため、修士課程に進級したとしても、計5年で修士号を取得することが可能です。

※スコットランドの大学は4年制ですが、ファウンデーションコース修了後、大学2年次に進級するため、計4年で学部課程を修了します。

インターナショナル・イヤー・ワンコース(大学編入準備過程)

International Year One

(IYO)

前項で触れましたが、イギリスと日本は教育年数の違いから、日本からの留学生は1年間(実際は9ヶ月)の「FDN」コースを経て大学に入学するのが一般的です。しかし、一部の協定大学では、大学1年次相当のIYO(大学編入準備過程)コースを留学生向けに開講しています。IYOコースを所定の成績を修了すると、大学2年次に進級できるため、合計3年で学士号の取得が可能になります。 例えば、18才で高校卒業し、同年9月からIYOを履修した場合、1年+2年となりますので、21才(になる年の)6月頃に学士号を取得することとなります。 また、イギリスの修士課程(postgraduate)は1年間のため、計4年で修士号まで取得することが可能です。

アメリカの教育制度

アメリカの教育制度は、州によって異なりますが、小学校5年・中学校3年・高校4年の5-3-4制、または小学校6年・中学校2年・高校4年の6-2-4制などがあり、高校までの12年間が義務教育です。アメリカの大学は日本と同様に公立・私立があり、4年制大学(総合大学)、2年制短期大学(コミュニティカレッジ)、専門大学の3種類があります。

日本の学生がアメリカの大学に進学するには?

アメリカの大学進学には、2つの方法があります。
一つは、ダイレクト(直接入学)と呼ばれる、アメリカ人学生と同じ入学方法です。もう一つは、大学1年次にインターナショナル・イヤー・ワン(IYO)のコースに入学し、所定の成績を修めた後、大学2年生に進級する方法です。

インターナショナル・イヤー・ワン

International Year One

(IYO)

留学生が、アメリカの大学教育をスムーズに履修できるよう編成されたカリキュラム「インターナショナル・イヤー・ワン(IYO)」と呼ばれる入学コースです。(大学の正規学生として入学しますので、学生証が発行され、キャンパス内の施設利用に制約はありません)初年度は、アカデミック英語、スタディスキル、学部教科を並行して履修します。大学の授業を履修するのに必要なスキルを身につけた上で、第2学年に進級します。もちろん、ここで取得した科目はすべて卒業単位として認められるので、大学を4年で卒業することができます。 例えば、18才で高校卒業、同年8/9月からIYOを履修した場合、学部課程修了は22才(になる年の)5/6月頃となります。 アメリカの修士課程は日本と同様に2年間ですので、計6年で修士課程修了となります。

ダイレクトエントリー

Direct Entry

アメリカの協定大学では、アメリカ人学生と同じ入学方法である「ダイレクトエントリー(Direct)」も受け付けています。ダイレクト(直接入学)では、IYOに比べ、高い英語力(TOEFL iBT79点以上)やGPAが入学要件として、課されます。Directの場合エッセーや推薦状、SATなどが求められるケースがあります。

オーストラリアの教育制度

オーストラリアの教育は州ごとに裁量権があるため6州それぞれのルールに沿って行われていますが、共通点も多く、ほとんどの州では6~16才の10年間が義務教育です。学校教育は13年間行われ、初等教育は7~8年間、中等教育は5~6年間ですがそのうち15歳までを前期中等教育、16・17才が後期中等教育(日本でいう高校)となっています。
後期中等教育修了時には州内統一の修了試験が行われ、その試験の結果と日頃の成績に基づき、高等教育(日本でいう大学)への進学要件となる後期中等教育修了証が与えられます。
オーストラリアでは、後期中等教育でいわゆる一般教養科目を修了するため、大学1年次から専門分野の科目を履修します。専門課程からのスタートとなるため、現地学生は学部課程を3年間で修了します。また、修士課程(大学院)でも大学や専攻により1年、1.5年、2年間の様々なコースがあります。学部課程での履修内容やインターンシップの有無により、修士課程への入学基準が不足する場合は、Graduate CertificateやGraduate Diplomaコースを経由して修士課程へ進学することもできます。

日本の学生がオーストラリアの大学に進学するには?

前述のように、オーストラリアでは後期中等教育課程で一般教養を学ぶため、教育制度が異なる海外からの留学生には、大学の学部課程入学前の留学生向け準備コースが準備されています。このコースでは大学で必要となるアカデミックスキル養成のための学習や専門分野を深く学び、基礎固めをすることを目的として設計されています。このコースを所定の成績で修了することによりその大学の学部課程入学が認められます。

ファウンデーションコース(進学準備過程)

International Foundation

(FDN)

オーストラリアの大学のFDNは、アカデミック英語、オーストラリアの社会についてや数学・経済学・コンピュータなど希望する学士号に関連する科目の授業で構成されています。それらは相互に連携しており、学部課程で必要な専門分野の知識・見識や学習スキルを学びます。FDNで所定の成績を修めることで、大学(学部課程)に進学となります。
オーストラリアの大学は2学期制で8月または10月入学が一般的ですので、一般的にFDNはそれに合わせる形でデザインされています。
例えば、18才で高校卒業、同年8月からFDN12か月コースを履修した場合、1年+3年の4年となりますので、学部課程修了は22才(になる年の)7月頃となります。※FDNはIYOコースと異なりFDNを所定の成績で修了すると、様々な学部から好きな学部を選択できます。

インターナショナル・イヤー・ワンコース(大学編入準備過程)

International Year One

(IYO)

IYOは、FDNと異なり特定の専門分野に進学するためにデザインされた準備過程コースです。アカデミック英語、専門分野のアカデミック科目(必修科目と選択科目)の授業で構成されており、学部課程進級後に必要な専門分野の知識・見識やスキルを学びます。IYOで所定の成績を修めることで、大学(学部課程)の2年次に進級でき、IYOで取得した単位は卒業単位として認められます。
オーストラリアの大学は2学期制で8月または10月入学が一般的ですので、例えば、18才で高校卒業、同年8月からIYO(12か月)を履修した場合、1年+2年の3年となりますので、学部課程修了は21才(になる年の)7月頃となります。

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